人間として成長するためのリーダーのススメ

リーダーとして働くのは、大変な責任と労力が求められます。ですので、大半の人はリーダーをやることを忌避することでしょう。

人間は面倒なことをやりたがらないことが多いです。これは、動物の中で物事の効率化の能力に長けた人間が宿命的に持っている本能です。
しかし、一方で人間には物事を自分が思うように取り図りたいという本能もあります。「ここをこう動いてくれれば楽なのに…」と思ったことは、誰しもあるでしょう。

つまり人間の効率化を求める本能は、リーダーシップを発揮して他人を差配しようとする行動にも容易に結びつく可能性があるのです。そして、自分が求めるように他人が動いてくれた場合、人間は大きな達成感が得られます。これがリーダーであることの魅力であり、リーダーとしてやっていく上で必要な要素であると言えます。

面倒と断じて何もせず怠惰に終わるか、いささかの苦労はあるにしても、リーダーとしてその面倒を超克して達成感を得るか、同じように「面倒だ」と感じる情況に直面した場合でも、これらには雲泥の差があります。確かに性格や能力といった要素も考慮しなければならないかもしれません。しかし、その壁を乗り越える努力と少しの労力を払うだけで、大きな達成感と、その先にある人間としての成長が得られるとすれば、最良の選択がどちらかは自ずと分かるでしょう。

「何故リーダーなんてやるの?」と思う人こそ、実際にリーダーをやってその魅力に触れて欲しいものです。リーダーシップ習得の攻略法は人それぞれ、自分にあったやり方で、一度リーダーとしての喜び、充実感を味わってみてはいかがでしょうか?